大事件である。ビックリマンがやってきたのである。

 

ロッテのビックリマンチョコのおまけシールが、1985年に「悪魔vs天使」にモデルチェンジしたところ、小学生男子に一大ブームを引き起こした。

やがてそれはアニメ化の機運を生むのだが、問題はパームタウン編の放送時間が標的になってしまったことである。当時は他局も含め他にもアニメ枠があるはずで、なぜこうなってしまったのかよくわからない。

そのため、もともとパームタウン編を放送していた時間のBパートに「ビックリマン」が放送され、それぞれ30分の話を15分に分割し、前・後編としてしまったのである。

こういう少女向けと少年向けアニメの同居という形態は、最近2017年の「100%パスカル先生&プリプリちぃちゃん!!」でも見られるが、これは既存の作品の分割ではなく、最初から同居を前提とした放送である。

こういう無理矢理感が、ただでさえ大ブームのビックリマンに押されているのに、残念ながら作品の認知を低くしてしまった要因のように思える。

 

かくしてパームタウン編は、その後3ヶ月弱の1987年末で終了し、1984年「とんがり帽子のメモル」の番組改編による移動により、否、移動を考慮すれば、1981年の「おはよう!スパンク」から始まった、少女向けアニメ枠は、一旦少年向けアニメに明け渡し、少女向けアニメは1994年の「マーマレード・ボーイ」、再び現在のプリキュアシリーズに続く東映系独自企画の少女向けアニメとして完全復活するのは、1999年の、あの「おジャ魔女どれみ」シリーズまで待たなければならないのである。


さて、この回なのだが、第18話の「魔法のランプ」と逆の話で、パティによって拾われた花は、まるで呪いのアイテムのように、皆を不幸にしていく、ように見える。

もちろん単なる思い過ごしに過ぎないのだが、この遠いサフランタウンから来た花というのは、昨今特にヨーロッパで言われている移民問題に似ているように思える。

本人は全く悪い事をしていないのに、ただ知らない、わからない物なので、普段は無意識にやり過ごしていることが、その疑心暗鬼によって悪いことが起きていると思えてくるのである。

それで排斥とか起きてしまうのだが、このサフランの花のように、実は遠い国からの親善でやってきた、という全くの誤解だということがわかるのである。

外国人が来たからって、やたらと疑心暗鬼にならず、仲良くなればいい、ということである。

 

実は、このサフランの花は、ビックリマンのことなのかもしれないが。