新メイプルタウン物語パームタウン編

メイプルタウンゆききっぷ パームタウン編 #03 夢をのせた自動車

新メイプルタウン物語パームタウン編
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今回は、小さな自動車製造工場に勤める男たちの物語。

現実世界では、すでに1908年に製造開始されたT型フォードによって自動車の大量生産が確立されているが、メイプルタウンの世界では、町工場のような工場で一台一台手作りで製造されているのであろう。

これは現実世界では、光岡自動車(公式サイト、レポート 工場潜入! 光岡のクルマはこんなふうに作られている グーネット)に似たようなもんだろう。

で、こういう会社でもライバル社がいるのだが、ここも同じ体制だと思われる。

そういえば、ジェーンの車(第1話登場)のフロントが、ウサギの口のような個性的な形になっているのだが、この車もこの「コルドンモータース」製の車なんだろう、と勝手に思う。

 

さて今回は方向性の違いという話だが、いま十分すぎるほど大人になった視点からすると、悪役的ポジションのカバの社長のいうこともよくわかる。

ちょっと(どころ?)変わったデザインで急成長した会社なのだが、市場がそれを求めなくなってきたようだ。そしてそのデザイナーのジョーイ父の先鋭的なデザインがあだとなり売上が落ち、社長としてはたまったもんじゃないだろう。

社長はジョーイ父だけでなく、工場長ら部下も養わなければならない立場だから、問題のあるジョーイ父に対しては、たとえ創業メンバーであろうとも非情な決断を下さねばならないのだ。

たまたま工場長が機転を利かし、NGデザインから市場の要求に合いかつ夢のある、ボタン一つでオープンカーになるデザインのクルマを拾い上げたのは、ジョーイ父にとって幸運だったんだろう。

(現実世界でも、1987年時点でも実際にありそうな機能である)

もしかしたらこの工場長を副社長的なポストに据え、ジョーイ父の奇抜な方向性を常識的な方向性に軌道修正を加えることによって、コルドンモータースの経営も安定するのではないかと思う。

 

特徴的な職業:カーデザイナー、ツアーコンダクターそして自動車メーカーの社長・従業員

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